最初は、若い頃の自分を形作ってくれたスピリチュアルな書籍たちを置こうと思っていました。でも「すべての出来事は自分が引き寄せている」という解釈で、いま世界で起きている惨状や痛みまで片付けてしまうのは、私にはどうしても無理でした。誰が好きで戦争に巻き込まれたり、虐げられたりするんだろう。その問いが頭から離れなくて、本を選び直しました。
原点は、まだ赤ちゃんだった長女と3歳の長男を抱えて初めて参加した、9.11のピースパレード。そして、決められた社会の仕組みの外側で自由に生きようと人々が集まっていた、野外音楽の祝祭の場です。
声をあげる行進も、青空の下で音楽に身をゆだねる場も、根っこにあるものは同じでした。あの熱気は、もっと自由に人間らしく生きようとした人たちの思いと、どこかで確かに繋がっています。
声を荒らげて何かを糾弾しなくていい。ただ、家族や友達、大切な人たちが、誰からも軽んじられず、傷つけられず、安心して暮らせる毎日を守っていきたい。
この棚に並べたのは、そんな私たちの「当たり前の暮らし」の土台を、現場で泥くさく作ってくれた人たちの、淡々とした記録と歴史と文化です。
パラパラとめくるだけでも大丈夫。ちょっとだけ、手に取ってページをめくってみたり、思ったことをノートに書いていってもらえたらうれしいです。
